たまには外れることもある
「たまには外れることもある」
「あ、この人は、鐘連打や、まちがいない!!」
やはり、彼女の歌声は、会場を酔わせて、鐘連打だった。
「す、すごい、おかあさん」
と二男は、驚いていた。
へへん。どんなもんだい。
たぶん、これは知らず知らずのうちに頭のどこかに蓄積されている膨大なデーターによるものなのだ。
出場者が出番になってマイクの前に立つ、その瞬間に無意識のうちその膨大なデーターの中から検索して、結果を推測できてしまえるようなのだ。
ほんまかいな?ってほんまなのだ^^。
おそらくそういうのって、私に限らず、長年「のど自慢」をご覧になっているかたなら、大なり小なり、その能力は培われているはずだと思っている。
ただ今回、残念ながらパーフェクトにはなれなかった。
それは、今風のちょっとイカシタ兄ちゃん風のデュオだった。
ぱっと見て、たぶん鐘連打という判断を下したのだけれど
途中、歌を聴いて少し不安になったので
「ううむ、微妙やなあリズム感は、抜群にいいけど、右がわの兄ちゃんの音程がやや不安定な気もするし、やっぱ、おしいところで鐘ふたつかな?」
と言い直したら、
鐘連打だった。右側の兄ちゃんは、うれしさのあまりバク転しそうになっていた。
あ、まちがえた。
二男と私の間にいっしゅん気まずい空気が流れた。
「たまにはこういうこともあるわさ。にんげんやもの。はははは」
笑ってごまかす私^^。
そしてこの間違いも、新しいデーターとしてインプットされるのであった。
そんなふうに、本日の「のど自慢」は、二男がいたので、いつもよりもっと楽しんで鑑賞ができた。
今週のチャンピオンが誰かということもバッチリ当てることができて、
着地もピタッときまった。